Zayo Group Holdings, Inc.(NYSE:ZAYO)
Zayo Group(ザヨ・グループ)は、ファイバーネットワーク、コロケーション、通信インフラストラクチャソリューションを主に北米と欧州で提供する企業。
12万8200マイルのネットワークを有し、ダークファイバー、イーサネットなど含めた複数の接続ソリューションと、キャリア中立のデータセンターにコロケーションとクラウドインフラストラクチャを提供。
運営するキャリア・ホテル(通信キャリア等とのハブとなる拠点)では↑画像のように天井を通したファイバーの束がずらりと密集し冷却されている。
我々の”インターネット”とは海底ケーブルや地下ケーブル、そして都市に張り巡らされたこういったネットワークなどによって接続可能になっている。
北米の通信データも肥大化する一方。
買収で成長してきたZAYO
ZAYOのファイバーネットワークは米国を中心として、これまで40社以上の買収を含め拡張されてきた。
顧客のほぼ半分は米国の通信大手AT&Tやベライゾン、スプリントといった日本におけるNTT・KDDI・ソフトバンクのような通信キャリアで、通信インフラを保有していない通信会社やクラウド関連企業に通信網を貸している。
拡大してみると米国の都市部にはこのようにかなりの密度でZAYOのファイバーが張り巡らされている。
ZAYOの業績推移と最新データ
<グラフ調整中>
Allstreetはカナダのファイバーネットワーク通信プロバイダーで2015年にZAYOが買収した。
Allstreamの分離と、REITへの転換の選択肢を検討中。
このタイプのインフラ事業で配当金を出していないのは珍しいので順当といったところだろうか。
ここで出てくるエクイニクスはコロケーションでシェアNo.1
アメリカン・タワーやクラウン・キャッスル・インターナショナルは米国の通信タワーREIT
どれも配当金を出している。
<ZAYOの近況>
ここで出てくるE-rateという、主に学校(とわずかに図書館)におけるインターネット接続のために支給される米国の補助金制度。
ということで、ちょっと他に調べたい企業が出たのでさらっとした記事になって申し訳ないが、ざっくりいえば、ZAYOのビジネスとは、基本的に通信インフラの需要拡大の追い風が続く間は買収による成長戦略を中心としながら、オーガニックでの成長も6~8%を目標とし、解約率を減らし、顧客獲得効率を改善し、導入を増やすというもの。
ZAYOの業績推移グラフ
<ZAYO株価>
ZAYOの決算を時系列でまとめる
<ZAYO Group ’19 Q4決算> 2018/8/22
EPS $0.18 予想 +$0.09
売上 $657.6M (+3.1% Y/Y) 予想 +$1.66M