カナダの鉄道会社であるCanadian National Railway Company【NYSE:CNI】は北米を横断しアクセス可能な北米の主要鉄道会社。
以前記事を書いたのが古くなったので決算を中心に最新の業績動向を本記事でウォッチしていく。
同業の北米鉄道会社大手と比べてCanadian National Railwayの営業係数(経営状態を表す指標で低い方が経営効率が良い)は最も優れている。
同業の北米鉄道会社はユニオン・パシフィック鉄道(UNP)、CSX、カナディアンパシフィック(CP)、ノーフォーク・サザン(NSC)、そしてバークシャー・ハサウェイ傘下のBNSF鉄道など。
Canadian National Railway の業績推移と最新データ
ビル・ゲイツ財団も長期保有している北米鉄道会社カナディアン・ナショナル・レールウェイ決算まとめ(NYSE:CNI)https://t.co/2DIwd6S15d
18%増配。鉄道の優等生だったCNの営業係数、CSXが怒涛の経営効率改善で抜いてきた。— 米国株 決算マン (@KessanMan) January 30, 2019
決算ラッシュなので細かい説明は後回しして、時間がある時に追記していく。
シェール生産のために必要なフラックサンド(水圧破砕用の砂)を輸送するために鉄道が使われ、CNもシェール革命で恩恵を受けた。
シェール革命で石油生産大国となった米国。
シェールつぶしに対抗して算出コストの低いパーミヤンに集中するもパーミヤンの埋蔵量もそれほど多いわけではないので持久戦か。
水圧破砕用の砂のコストは全体の約2割弱といわれておりコスト削減余地もそろそろ頭打ち?
Source: https://t.co/4uGPgwK3rT pic.twitter.com/yhDND5pFIB
— アメリカ部/米国株投資アンテナ (@america_kabu) May 13, 2018
破砕砂のコストは削減が難しく、シェールオイル生産の持続性に影響をうける。
インターモーダル輸送は伸びており、CNもプレゼンスを発揮している。
自動車市況に影響を受ける。
車両検査自動化、現場の効率のためのモバイルアプリケーション、コンテナ処理の自動化など積極的に効率化のためのテクノロジーに投資している。
インフレ率以上の値上げできる寡占力。これが食品企業との違い。
2015-2016年にかけての原油価格暴落でもこの程度しか影響を受けなかった。
PTC(Positive Train Control:事故を防ぐための速度制御装置で規制当局から義務付けられている)がやや負担となっている。
増配と積極的な自社株買いによる株主還元。
<Canadian National Railwayの株価>
Canadian National Railway Companyの決算を時系列でまとめる
<CN ’18 Q3決算> 2018/10/23
EPS C$1.50 予想 +C$0.03
売上 C$3.69B (+14.5% Y/Y) 予想 +C$110M