“Warren Buffett’s Letters to Berkshire Shareholders 2016″より。
Berkshire Hathaway Inc.【BRK.B】
バークシャー・ハサウェイの2018年11月4日に発表されたFY2018Q3決算のまとめ記事。
世界有数の大富豪で著名投資家のウォーレン・バフェットがCEOの世界最大級の持株会社。
米国の将来に対する悲観論を一蹴するウォーレン・バフェット「100年後の米国ダウ工業株30種指数は100万ドルを超える」
「最も金持ちな米国人1500人が1982年からフォーブスでリストに登場したが空売りをする人は誰もいないだろう?」https://t.co/Clahj5ls5v— アメリカ部/米国株投資アンテナ (@america_kabu) 2017年9月20日
Bloombergが大富豪INDEXを作っていた。https://t.co/iYtcXxXN4D
Amazon創業者ジェフ・ベゾスが1位、2位がマイクロソフト創業者ビル・ゲイツで寄付しても寄付しても株高で資産がなかなか減っていない。 pic.twitter.com/3wZWlVoxnO— アメリカ部/米国株投資アンテナ (@america_kabu) 2017年10月30日
バークシャー・ハサウェイについての細かい解説は長くなるため他のサイトを見ていただくとしてざっくり解説するので、決算の解説の項目までとばしてください。
バークシャーは、傘下に自動車保険会社のガイコ(GEICO)、再保険会社のジェネラル・リー(General Re)およびバークシャー・ハサウェイ再保険グループなど保険事業が大きな中核事業となっている。
バークシャー・ハサウェイ傘下企業や投資先のビジュアル化
バークシャー・ハサウェイはウォーレン・バフェットがトップの保険のフロートも活用し投資する持株会社。
現在、バークシャーはS&P500で5番目のWeight(1.74%)
Source: https://t.co/fhBqkTJNft pic.twitter.com/M0z1eq9TwE
— アメリカ部/米国株投資アンテナ (@america_kabu) October 7, 2018
その他のバークシャーの傘下には、
金融危機時に割安で買収できたBNSF鉄道や、
塗料メーカーのベンジャミンムーア(Benjamin Moore)
キャンディーブランドのシーズキャンディーズ(See’s CANDIES)
ソフトクリームのデイリークイーン(Dairy Queen)
乾電池メーカーのデュラセル(Duracell)
住宅建設業者クレイトンホームズ(Clayton Homes)
食品大手クラフトハインツ(Kraft Heinz)=3G Capitalと共同出資
ビジネスジェットの部分的シェア事業のネットジェッツ(NetJets)
下着のフルーツオブザルーム(Fruit of the Loom)
その他公益事業から製造業まで幅広く展開している。
2017年6月末、バークシャーは、米国3位(時価総額)の銀行のバンク・オブ・アメリカの優先株を普通株に転換できる権利(市場価格より低い価格で購入できるワラント)を2021年の満期まで待たずに行使し、バンカメの普通株を7億株購入し筆頭株主となった。
また、後述するバークシャー・ハサウェイの保有株リストにあるように米国の代表的銀行ウェルズ・ファーゴの筆頭株主でもあるので、アメリカの2つの巨大銀行の大株主という側面もバークシャーにはある。ちなみにゴールドマン・サックスの大株主でもある。
<バークシャー・ハサウェイの株価>
バークシャー・ハサウェイの決算を時系列でまとめる
<Berkshire Hathaway ’18 Q4決算> 2019/2/23
バークシャー・ハサウェイ決算まとめ
税制改革で保有株式の含み(未実現)損益を計上する必要があり、27%の株式を保有する投資先クラフト・ハインツ減損なども。ビジネス自体は保険事業は昨年ハリケーンの引受損失から回復するなど文字数
IR PDF: https://t.co/OOl1mCR3kehttps://t.co/vSiSTE4AoF
— 米国株 決算マン (@KessanMan) February 25, 2019
<Berkshire Hathaway ’18 Q3決算> 2018/11/4
営業利益 $6.88B (+100% Y/Y)
全てのセグメントで増益。
バークシャー・ハサウェイ決算
Berkshire Hathaway(NYSE:BRK.B) ’18 Q3
営業利益 $6.88B (+100% Y/Y)全セグメントで増益。ハリケーンで傷んだ保険事業の反動。https://t.co/EIJylRWZX8
PDF: https://t.co/0R2zwLKVTX pic.twitter.com/VETXXgGQck— 米国株 決算マン (@KessanMan) November 5, 2018
バークシャーは米銀や航空会社への投資を積み増している。
ウォーレン・バフェット率いるバークシャー・ハサウェイが航空会社の投資をさらに積んでるけど、BofAML資料によると旅客機の座席あたりの燃料効率が今は上昇しているんだねぇ。
以前は航空会社はたびたび倒産していたが今はほどよい寡占状態になっている。https://t.co/hcg7YRZXqX pic.twitter.com/t7Z4ZGMLku
— 気になる企業調べる🐘 (@kininaruzou) December 4, 2018
<Berkshire Hathaway ’18 Q2決算> 2018/8/4
営業利益 $6.89B (+67% Y/Y)
EPS $7301
バークシャー・ハサウェイ決算
Berkshire Hathaway (NYSE:BRK.A) Q2
営業利益 6.89B (+67% Y/Y)
EPS $7301市場予想を上回る決算で株価は+3%
保険引受事業の営業収益が黒字転換(昨年はハリケーンの影響を受けていた)、鉄道も好調。https://t.co/EIJylRWZX8https://t.co/kB644atBfL pic.twitter.com/q5XHwyi8Yq
— 米国株 決算マン (@KessanMan) August 6, 2018
保険引受事業の営業収益が黒字転換(昨年はハリケーンの影響を受けていた)、鉄道も好調。
バークシャーがかなり買い増していたAppleは先日1兆ドル達成と新高値更新している。
2018年6月末時点でAppleの株式を472億ドル分保有と、買い増した結果Appleの株式の約5%を保有していることになる。
5%といっても相手は1兆ドル企業だ…
<Berkshire Hathaway ’18 Q1決算> 2018/5/5
営業利益 52億9000万ドル (+49% Y/Y)
バークシャー・ハサウェイ決算
Berkshire Hathaway Inc. (NYSE:BRK.A) Q1
営業利益 52億9000万ドル (+49% Y/Y)前回バフェットが文句を言っていた通り会計基準の変更で11億3800万ドルの損失を計上。バフェットは営業損益を見てくれ、と。https://t.co/zNMQqJlgaL pic.twitter.com/sh2mW2Cahp
— 米国株 決算マン (@KessanMan) May 7, 2018
<Berkshire Hathaway ’17 Q4決算> 2018/2/26
バークシャー・ハサウェイ決算
と
バフェットからの手紙(PDF)https://t.co/QXetwQ9VdY pic.twitter.com/oaWIQgDC3v— 米国株 決算マン (@KessanMan) February 26, 2018
IBMを売却してAppleを買い増したのが印象的。
Appleを買い増してIBMを売却したバフェット
バークシャー・ハサウェイ Annual Reporthttps://t.co/WT9TEjfNiO pic.twitter.com/sNIPnrhTgu
— 米国株 決算マン (@KessanMan) 2018年2月26日
GAAP(米国会計基準)に規定された新たな会計基準でアレだけどNon-GAAP(調整後利益)を見てくれと「バフェットからの手紙」
Source PDF: https://t.co/evkrNs6mZohttps://t.co/Hmi4XBOcMG pic.twitter.com/jQROel756Q
— アメリカ部/米国株投資アンテナ (@america_kabu) February 26, 2018
「バフェットからの手紙」でGAAP(米国会計基準)に規定された新たな会計基準によって保有株式の未実現の投資損益を純利益に含めて報告しなければならなくなり、事業の強度をはかるならNon-GAAP(調整後利益)を見てくれと。
<Berkshire Hathaway ’17 Q3決算> 2017/11/3
EPS $2,094 予想 -$308
(クラスA株のティッカーシンボルがBRK.Aだが一般投資家は通常、A株が分割されたBRK.Bを売買する)
2つの大きなハリケーンとメキシコの大地震の影響で、2002年以来はじめて保険引受損失を出した。
バークシャー・ハサウェイ決算
$BRK.A
EPS $2,094 予想 -$308ハリケーンの影響で2002年以来初の保険引受損失。
参考:バークシャー・ハサウェイ決算まとめ【BRK.B】ウォーレン・バフェット動向の定点観測https://t.co/EIJylRWZX8 pic.twitter.com/Mx6Q1OjPIE
— 米国株 決算マン (@KessanMan) November 4, 2017
Insurance float (the net liabilities we assume under insurance contracts) at September 30, 2017 was approximately $113 billion, an increase of approximately $22 billion since yearend 2016
バークシャー・ハサウェイの決算ではこのfloat(フロート)も重要。
floatは保険加入者が払った保険料のうち保険金の支払いのための準備金との差分の資金のプールのようなもので、このfloatを投資に使って成長ドライバーとしてきた。
石炭価格の回復もあり鉄道部門は利益を牽引したが、保険事業全体の損失が今回は足をひっぱった。
2017年第3四半期末に1093億ドルのキャッシュを保有。
キャッシュの使い所にはなかなか割安で取得できる案件が少ないようで、
バフェットのバークシャー・ハサウェイがテキサス州最大の送電会社Oncor買収で合意か。
バフェットは2014年の株主への手紙で「今後数十年にわたり、世界中でユーティリティ企業を買収し続けていく」と、独占型事業が好みですな(2014年にカナダの送電会社AltaLinkを買収してる) https://t.co/AUcPvfPWIS— アメリカ部/米国株投資アンテナ (@america_kabu) 2017年7月7日
このオンコ―(Oncor)の買収もセンプラ・エナジーも「ちょっと待った」と買収提案し、バフェットは「高値では買いたくない」と競り負けてしまう。
それでもキャッシュを腐らせないように、その後、長距離トラックドライバー向けにレストランや休憩施設を展開するパイロットフライングJに投資。
バフェットのバークシャー・ハサウェイがパイロットフライングJの株式を38.6%取得。https://t.co/ByogOv5HdL
米国で10番目に大きいフランチャイズで、燃料補給とロードサイドトラックケアなど…時間なくてザッと見だと把握しきれず pic.twitter.com/lTJH37qQDu— 米国株 決算マン (@KessanMan) 2017年10月3日
バークシャー・ハサウェイの保有株は2017年6月末時点では以下の通り。
ウォーレン・バフェットやジョージ・ソロスなどのヘッジファンドがどの株を買って、売ったかをパッと把握するにはhttps://t.co/Hrp0Dkydvz
ここが便利。遅延したデータでしかないので参考程度。バフェットはGEを全株売却。デビッド・テッパーはアリババ買いか。 pic.twitter.com/bZwS6V4B7B
— アメリカ部/米国株投資アンテナ (@america_kabu) August 15, 2017
このTwitterの紹介の時にGE全株売却ネタにふれたけど、あの後GE暴落。
2012年以来はじめて終値で$20の株価を下回ったアメリカの大企業 $GE pic.twitter.com/PGVXIvq17g
— アメリカ部/米国株投資アンテナ (@america_kabu) November 2, 2017
一方でApple株に大きな投資を行っていたが、Appleは好決算を出して今のところバークシャーの対Appleの投資成績はプラス。
その他、2008年の金融危機の頃に中国の自動車メーカーBYD(比亜迪)にバークシャー・ハサウェイが出資しており、BYDの株式の約8%を保有。
BYDのEVシフトと中国EV追い風の報道で株価はいったん急騰したが現在はやや沈静化。
EV(電気自動車)の各メーカーのタイムライン。
そういえばバフェットが2008年に投資していた中国の電気自動車メーカーのBYDが中国がガソリン車等の規制を検討との報道で一気に株価がうなぎのぼりになっている。
Source: https://t.co/Qd42Tddq8a pic.twitter.com/KkjR4yW6Vz
— アメリカ部/米国株投資アンテナ (@america_kabu) 2017年9月19日